歯科恐怖症と静脈内鎮静法

歯科恐怖症と静脈内鎮静法

歯科恐怖症にとってもっとも恐ろしいことのひとつは麻酔の注射ではないのでしょうか。

歯茎に注射針を刺し、麻酔薬を注入する。想像しただけで恐怖を感じる人も多いでしょう。 最近では極細の針を使用したり、事前にスプレー状の麻酔を塗布しておくなど、 注射の痛みはほとんど感じずに済みますが、注射をすることそのものに恐怖を感じてしまい、 治療をためらってしまう人も多いと思います。

歯科恐怖症と静脈内鎮静法

そんな歯科恐怖症を克服するための手段として有効だといわれているのが静脈内鎮静法という麻酔方法です。 点滴で静脈内に麻酔を注入することで麻酔状態にする方法です。

この静脈内鎮静法の大きな特徴は意識がぼうっとした状態になり、 緊張や不安を緩和することができることです。意識はあり、歯科医の指示に従うことはできるものの、 ぼんやりした状態なので恐怖を感じることはありません。 ドリルの音や歯をガリガリ削る音、口内に器具が入り込む感触などにも恐怖を感じずに済むのです。

また、歯科恐怖症にとって怖いのは治療中の記憶がトラウマになってしまうこと。 恐怖症の状態で無理やり治療し、さらにトラウマが強くなってしまうといった事態もあります。 静脈内鎮静法の場合、麻酔が切れた後は治療中のことはぼんやりとしか覚えていないか、 すべて忘れてしまうことが多く、後になって苦しめられることもありません。

点滴をすることに対しても恐怖を感じる人もいるかもしれません。 しかし通常の麻酔注射に比べればはるかに恐怖は少ないでしょうし、 一度クリアしてしまえば何の問題も感じなくなることがほとんどといわれています。 歯科恐怖症で治療を受けようにも受けられないでいる人にお勧めの方法です。

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