静脈内鎮静法の注意点

静脈内鎮静法の注意点について

静脈内に点滴をして麻酔状態にする静脈内鎮静法。 歯科治療における有効な麻酔方法として注目を集めています。 しかし、通常の麻酔とはやや異なる部分も多いため、 治療を受ける際にはいくつかの注意点を踏まえておく必要があります。

静脈内鎮静法の注意点

まず術後の状態。治療後眠気が残ったり、ふらついたりすることがあります。 ですから自動車の運転はもちろん、自転車での通院も原則禁止です。 高齢者の場合など、付添い人がいた方が望ましい場合もあります。

それから術前の食事。麻酔の効果を十分なものにするため、 術前は何も食べないか、食べるとしても軽い食事にとどめておきます。 原則として治療から4時間前くらいからは何も食べないことが必要です。 麻酔の効果だけでなく、万一術中に嘔吐をした場合、 気管に入り込んでしまうなど危険な状態になってしまうリスクもあるからです。 術後の食事には何の問題もありません。

静脈内鎮静法を行うためには万全のコンディションが望まれます。 予約を取った状態でも体調が優れない場合には無理をせずに歯科医に相談し、 判断を仰ぐことが重要になります。

帰宅した後は安静に。術後しばらくしてから再び眠気やだるさに襲われることがあります。 そんな時に無理をせず、しばらく安静にしておく必要があります。

このように、静脈内鎮静法にはいくつかの注意点があります。 通常の麻酔に比べてやや手間がかかるという面があるのも間違いないでしょう。 この麻酔方法を有効に活かすためには正しい状態で治療を受け、術後無理をしないことが望まれます。 歯科医の指示をよく聞くようにしましょう。

インプラント成功関連リンク

インプラント成功例